「ある日からホームページが開かなくなり、お店のメールも届かなくなった」というご相談をいただくことがあります。
調べてみると、ドメインの更新が止まっていたという例は少なくありません。
この記事では、ドメインの更新を忘れたときに起きること、更新のお知らせに気づけない理由、今日できる確認方法、期限が切れてしまったときの対応を、専門用語をできるだけ使わずに説明します。
結論:更新期限を過ぎると、ホームページが表示されなくなり、メールも届かなくなることがあります
ドメインとは、ホームページのアドレスの中心部分(例:example.jp)のことです。
多くは1年ごとの契約で、期限までに更新の手続きと支払いを済ませる必要があります。
更新しないまま期限を過ぎると、そのドメインを使ったホームページとメールアドレスが使えなくなることがあります。
ホームページのデータが残っていても、アドレスが使えなければ、お客様はホームページを開けません。
期限が切れても、すぐに他人のものになるわけではありません。
しばらくは元の契約者が戻せる期間があることが多いため、気づいたらなるべく早く手続きをしてください。
更新を忘れると起きること
ホームページが表示されなくなる
期限を過ぎると、ドメインの契約先がホームページへの案内を止めます。
アドレスを入れても「このサイトにアクセスできません」と出たり、契約先の案内ページや広告のページが出たりします。
Googleの検索結果や、Googleマップ・名刺・チラシに載せたアドレスから来たお客様も、同じ画面を見ることになります。
表示されない状態が長く続くと、検索結果にも出にくくなります。
メールが届かなくなる
お店のメールアドレス(例:info@example.jp)は、ホームページと同じドメインを使っていることが多くあります。
この場合、ドメインが止まると、お客様や取引先からのメールが届かなくなります。
送った側にはエラーのメールが返りますが、お店の側には何も届かないため、気づくのが遅れがちです。
お問い合わせフォームの通知を同じアドレスで受け取っている場合は、そちらも止まります。
猶予期間を過ぎると、他人が取得できる状態になる
多くのドメインには、期限を過ぎても元の契約者が更新できる猶予期間があります。
猶予期間の長さや戻すときの費用は、ドメインの種類(.com・.jpなど)や契約先によって違います。
猶予期間を過ぎるとドメインは手放された扱いになり、やがて誰でも取得できる状態になります。
他人に取得されてしまうと、同じドメインを取り戻すことはほぼできません。
以前のお店のアドレスに、まったく関係のないページが作られることもあります。
名刺やチラシに載せたアドレスから、お客様がそのページを開いてしまうおそれがあります。
更新のお知らせに気づけない主な理由
ドメインの契約先は、期限が近づくと更新のお知らせをメールで送ります。
それでも更新が止まってしまうのは、多くの場合、お知らせが目に入らないためです。
登録しているメールアドレスが古い
お知らせは、ドメインを契約したときに登録したメールアドレスに届きます。
以前のプロバイダのアドレスや、辞めた従業員のアドレスのままだと、誰も読まないまま期限を迎えます。
お店のドメインのメールアドレスを登録している場合も注意が必要です。
ドメインが止まるとそのアドレスにも届かなくなるため、期限を過ぎてからのお知らせを読めません。
制作会社の名義・連絡先になっている
ホームページを作った制作会社が、ドメインをまとめて契約していることがあります。
この場合、お知らせは制作会社に届き、お店の側には届きません。
制作会社が更新を続けている間は困りません。
ただ、制作会社の廃業や担当者の退職で連絡が途切れると、誰も更新しないまま期限を迎えることがあります。
迷惑メールに振り分けられている
契約先からのメールが、迷惑メールのフォルダに入っていることがあります。
受信トレイだけを見ていると、お知らせに気づけません。
広告のメールに紛れている
ドメインの契約先からは、更新のお知らせのほかにも、新しいサービスの案内などが届きます。
同じ差出人のメールが多いため、大事なお知らせも読み飛ばしてしまいがちです。
メールの中のリンクから支払いをせず、契約先のホームページから管理画面にログインして、期限を確かめてください。
今日できる確認方法
まず、ドメインの契約先を確かめます。
受信トレイと迷惑メールのフォルダで「ドメイン」「更新」といった言葉を検索すると、契約先からのメールが見つかることがあります。
クレジットカードの明細に、契約先の名前が載っていることもあります。
契約先が分かったら、管理画面にログインして、次の点を確かめます。
- 契約者の名義:お店や会社、またはご自身の名前になっているか
- 更新期限:いつまで使える契約になっているか
- 自動更新の設定:自動で更新される設定か、支払いに使うクレジットカードの期限が切れていないか
- 連絡先のメールアドレス:お知らせや請求のメールが、今読んでいるアドレスに届く設定か
連絡先のメールアドレスは、お店のドメインとは別のアドレスにしておくと、ドメインが止まってもお知らせを受け取れます。
更新期限は、カレンダーや手帳にも書いておきます。
管理画面にログインできない場合でも、「Whois(フーイズ)検索」というサービスでドメインを調べると、契約先の会社と有効期限が分かることがあります。
制作会社の名義で契約されている場合は、制作会社に更新期限と自動更新の設定を尋ねます。
あわせて、名義をお店に移せるかも相談しておくと、後で慌てずに済みます。
契約先の調べ方は、ホームページの制作会社と連絡が取れないときはどうすればよいですかでも解説しています。
すでに期限が切れてしまったときの対応
まず契約先に連絡する
ホームページが開かない、メールが届かないと気づいたら、まずドメインの契約先に連絡するか、管理画面にログインして状態を確かめます。
制作会社が契約している場合は、制作会社に連絡します。
猶予期間の内であれば、通常の更新の手続きで戻せることが多いです。
手続きが済んでから、ホームページとメールが元に戻るまでには、数時間から1日ほどかかることがあります。
猶予期間を過ぎていた場合
猶予期間を過ぎていても、しばらくの間は、復旧のための費用を払えば戻せる場合があります。
戻せるかどうかと費用は、契約先に確かめてください。
すでに他人に取得されてしまった場合は、新しいドメインを取ってホームページを公開し直すことになります。
Googleビジネスプロフィールや名刺に載せたアドレスも、新しいものに差し替えます。
戻ったあとに確かめること
止まっていた間に送られたメールは、あとから届かないことがあります。
お問い合わせや予約の連絡が来ていそうな相手には、こちらから確認しておくと行き違いを防げます。
あわせて、自動更新の設定と連絡先のメールアドレスを見直し、同じことが起きないようにしておきます。
ご自身で管理するのが難しいとき
ドメインの更新は年に一度ほどのことなので、契約先や手順を忘れてしまいやすいものです。
ホームページの作り直しのときに、ドメインの名義と契約先を整理しておくと、その後の管理が楽になります。
aiddit(エイディット)の作り直しでは、今のドメインをそのまま使い、契約はお客様名義のまま新しいホームページに切り替えます。
公開後の保守プランでは、ドメインの有効期限や更新の状態を確かめ、止まらないように管理します。
保守で引き受ける作業は、ホームページの月額保守では、何をしてもらえますかで説明しています。
ドメインの管理画面で操作が必要なときは、手順をメールでご案内し、ご自身で操作していただく形です。
まとめ
- ドメインの更新期限を過ぎると、ホームページが表示されなくなり、同じドメインのメールも届かなくなることがある
- 猶予期間の内なら戻せることが多いが、過ぎると他人が取得できる状態になる
- お知らせに気づけない原因は、古い連絡先、制作会社の名義、迷惑メールへの振り分けなど
- 管理画面で名義・更新期限・自動更新・連絡先のメールアドレスを確かめておく
- 期限が切れたと気づいたら、まず契約先か、契約している制作会社に連絡する